2013年2月9日

一年ぶりのテート・ブリテン



今日はものすごーく久々にテート・ブリテンへ!
ちょうど一年前のピカソ展以来の訪問で、
今回はその時見ていなかった常設展を(やっと)見に来ました。



正面エントランスと内部は一部改装中、
ということで向かって左脇がエントランスになっています。


もうすぐテート・モダンの方でロイ・リキテンシュタイン展が始まるので
それがとても楽しみ!


常設展(無料)は二階、壁も一面アート作品になってます。


平日の午前中。学校の授業で来ている制服の子たちが目立ちました。


いいなーこんな授業、羨ましい。。


さて、テート・ブリテンといえば一番人気は
ジョン・エヴァレット・ミレイの「オフェーリア」


・・・なんですが、いくら探しても見当たらないのでスタッフさんに聞いたところ
なんと現在ニューヨークの展覧会へ行っている、とのこと...!!
その次はドイツへ巡回するので戻ってくるのは9月くらい、だそうで。
ガーーーン!!!!
その頃わたしはすでに帰国してます。

二年近くロンドンにいて、最後に来てみたらこんなオチとは(涙)
やっぱり「いつでも見に行ける」っていう後回し根性はほんと良くないですね。
というわけで今回はメインを抜きの鑑賞。
それでも十分楽しめたので良かったですけど♪


左の肖像画が赤毛の女王「エリザベス一世」


間近で見るドレスの装飾に宝石。


こちらは真ん中、マリー・キトソンの肖像画より。


「コロモンデリー家の婦人達」
同じ日に生まれ、同じ日に結婚し、同じ日に赤ちゃんを産んだお二人。


テート・ブリテンはウィリアム・ターナーコレクションがとっても充実しています。
左が初期の代表作「難破船」


44歳の時のイタリア旅行をきっかけに、
彼の作品は光や空気感が増してぐっと抽象的になります。
わたしはこの後期のやわらかい作品の方が好きです。


近づいて見ると、もやもやっと筆を置いているのがよく分かる。


未完の傑作「ノラム城、日の出」
なんと幻想的な・・・


同じく印象派の巨匠クロード・モネはこの作品に深い感銘を受け、
印象・日の出という作品を描いたという話。


ターナーの水彩スケッチブックも素敵です。
少ない色数でちゃちゃっと描いているのに、空の雰囲気がとてもよく表現されてる。




こちらはデッサンのスケッチブック。


これなんて一冊の本として売り出せそうなくらい色塗りも完成度が高い。


他にも、ターナー作品の色彩についての細かい解説や、
模写してみよう!といったワークショップ的な部屋まであって
ターナーに力を入れてるのがとてもよく分かります。


それにしても名画が所狭しと並んでいるのがすごいですね。


「カーネーション・リリー・リリー・ローズ」
上段に飾られているのでじっくり見られないのが残念。


「マクベス夫人に扮するエレン・テリー」
威風堂々、存在感があります!






ユニークな作風のスタンリー・スペンサー「クッカムでの復活」


お墓から生き返る人々。明るい雰囲気なので怖くない。


マーク・ガートラー「メリーゴーランド」
決して止まることのない、廻り続ける戦争に苦悩する人間を描いた作品。


床に一面のモザイクアート。


展示室の端から端まで
出入り口がスーっと一列に繋がって、とっても清々しい空間。
帰国までにもう一回ターナー作品に触れに来たいです。


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