ポピー・アピール。

1918年11月11日は第一次世界大戦の終戦記念日。
イギリスでは毎年11月11日をRemembrance dayとして
10月の終わり頃から数週間にわたり
「ポピー・アピール」という大規模な募金活動が実施されます。

これは大戦によって亡くなった兵士の遺族や、
障害を負った兵士などの支援にあてるためのものなんだそう。

そしてこの日は、今生きている人々が
戦没者のことを考え、感謝する大切な日でもあります。

私は未体験ですが、毎年11月の第2日曜の午前11時には、
学校やスーパーマーケットなど公共の場でも
2分間の黙祷が行われるそうです。

街を歩く人やTVのニュースキャスターの胸元には赤いポピーの造花が。
パッと見、お洒落な赤いブローチに見えます。

これは街頭やさまざまなお店、銀行など どこにでも置いてあり、
1ポンド募金するとひとつもらえます。

そしてこの時期は、人間だけじゃなく、街を走るタクシーにも
ポピーが付いているのが非常に目につきます。

（画像はネットにあがっていたものを拝借しました）

↑ちなみにこちらは2年前にロンドンで行われた

映画「ハリー・ポッター」のプレミアイベント時の写真です。

11月11日の開催だったこともあり、

出演者達はみんな胸にポピーのブローチを付けてますね。

戦争は勝とうが負けようが悲しみを生むもの。

この目に見える形の募金活動によって、

過去の戦争はもちろん、現在続行中の戦争の事実を

皆で考えるきっかけになりますね。

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