フレッシュ若手アーティスト作品を堪能！

本日は、ちょっとマニアックな若手アーティストの

現代美術作品ばかりが揃った美術館へ。

『SAACHI GALLERY』

Duke of York's HQ, King's Road, Chealsea,

London SW3 4SQ

（入場無料）

オーナーのチャールズ・サーチ氏は、

有名広告代理店「Saatchi & Saatchi」の創業者であり

また熱心なアートコレクターでもあります。

この美術館は、まだ国内で無名の若手アーティスト作品を中心に

各国の現代美術にも目を向け、随時さまざまな企画展を開催しています。

あのダミアン・ハーストも彼によって見いだされた

アーティストのうちの一人です。

2008年に陸軍兵舎跡を改装して建てられたので

内部はまだまだピカピカ！

地下一階〜地上三階の４フロア、13の展示室から出来ていて

ひとつひとつの部屋がとーっても広いのにまず驚き。

以下、展示作品のほんの一部ですが だーっと貼っていきます。

　

真っ白な空間に作品が映えること。

　

中にボロボロの人形が吊るされていたり...とグロテスクで近寄りがたかった作品。

キャンバスを何枚も重ねてそれごと展示。こういうの初めて見た。

日本の美大生も、卒業制作なんかをこうやって展示したら作品の重みが増すかも？

ちょっと痛々しく寒々しいロシアのリアルな写真がずらーっと。

ガラスの破片がぶ厚いブランケットのようになった作品。

今回一番いいなーと思った作品。

半透明のフィルムの上に絵の具やクレヨンで描かれています。

色合いのセンスが絶妙！

日本人漫画家が描くようなタッチに似てて親近感がわく。

写真をもとにイラストをおこしてるのかな？

不思議で楽しい世界観です。

イラストの作者の詳細。

心臓モチーフのオブジェ。

これは大作！ボロボロのダンボールに描かれた都市。

近くで見ても遠くで見ても強烈な存在感を放ってました。

ここからは、1960-1980のモスクワアートに焦点を当てた企画展。

これ、デジタルではなく油彩画です！

割られた額とハンマー。

おもしろいイラストもありました！

こちらの作品は、サーチ・ギャラリー唯一の

パーマネント・インスタレーション(恒久設置作品)。

イギリスの彫刻家リチャード・ウィルソンによる『20:50』という作品です。

しーんと静まり返った部屋。

最初に見た時、床全面が鏡になってる！と思ったんですが

実はこれ床に重油を流し込んで部屋全体を反射させているんです。

本来だと、このモーゼによって作られたような細い通路を歩いて

反射する重油に囲まれるという不思議な体験ができるんですが、

なぜかロープがはられ立ち入り禁止になってました。

↓ちなみに歩くとこんな感じです。

（画像はtelegraphとtimeoutより拝借いたしました。）

これを体験した人のブログで感想をみると、

間近で重油をのぞきこんだ瞬間 上下の判別がつかなくなり、

とっても怖い感覚に陥ったそうです。

真っ黒で吸い込まれそうな感じなのかな？？

ミュージアムショップもたくさんのお客さん！

わたしは先ほどのお気に入りのアーティストのポストカードを二枚購入。

ネットでよく見かけた立体的薄型バッグ。

おもしろいけど持つのは勇気がいるな〜

アクセサリー類がとってもユニーク♪

てっきりお客さんは若者ばかりかと思いきや、老夫婦や落ち着いたカップルなど

老若男女問わず楽しんでる様子。

なんだかんだ二時間以上滞在しちゃいましたが、
このクオリティで入場無料は素晴らしいと思います。

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